「むにむに」
第596号 GS「アンガーマネジメント 実践」
皆さんこんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の松井です。
今年最後の祝日も終わり、来年に向けてのラストスパート12月が始まります。
行事や来年の準備で忙しくなると思いますが、満足できる2023年になるように、残り1か月も元気に楽しく過ごしたいですね。
さて、今回は86の学習の1つである※GS(グッドスマイル)レッスンの様子をお話させていただきます。
※GSレッスンとは、コミュニケーション能力や社会性を身に付けるためのソーシャルスキルトレーニングです。
11月のテーマは10月に引き続き「アンガーマネジメント」です。
「アンガーマネジメント」とは、自分の怒りを知り、上手にコントロールするためのスキルです。
今月はまず始めに、“怒り”の3つの約束を伝えました。
➀人を傷つけない
②自分を傷つけない
③モノにあたらない
特に③は心当たりがある子が多く、モノにあたっているとだんだんエスカレートしていくことがわかっていることを伝えると、驚く表情が見られました。
そしてこの約束を守れるように、怒りが出た時に落ち着ける方法を伝え、実践もしてみました。
➀6秒ルール(深呼吸、歌を歌うなどして落ち着かせる)
②タイムアウト(その場を離れてリラックスする)
➀で実際に自分ができそうな6秒の過ごし方を考え、低学年の男の子は好きな歌である電車の歌を歌ってくれました。
他にも簡単にできる深呼吸を、みんなで6秒間やってみたりもしました。
すぐに取り入れることは難しいと思いますが、習った知識があるのとないのとでは全然違うと思います。
前月のアンケートで「怒るといいことがない」に、ほとんどの子が“はい”と答えていたので、自分の怒りについて考えたり、表し方をコントロールしたりして、過ごしやすい日々になることを願います。
※参考文献「イラスト版こどものアンガーマネジメント怒りをコントロールする43のスキル」