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「むにむに」

第675号 “ねばならない思考”から抜け出す

皆さん、こんにちは。親子DE発達凸凹86指導員の木下です。

金沢市ではもうすぐ加賀百万石祭りが開催されますね。楽しみにされているお子さんも多いのではないでしょうか。

 

5月は不登校が増えやすい時期とも言われています。理由は人それぞれですが、私自身も高校生のとき、5月から不登校になった経験があります。

真面目な性格ゆえに

  • 「宿題は全部やらなきゃいけない」
  • 「大学に行って社会人にならなきゃならない」

と、“◯◯しなければならない”という、自分の“ねばならない思考”にとらわれて心が疲れ果ててしまいました。生活も乱れ、1日1食しか食べず、長時間眠ってばかりの毎日に…。

そんな私の異変に母が気づき、精神科を受診したところ、「適応障害」と診断されました。

 

 

そこから回復のきっかけになったのは、とにかく「行動すること」でした。

たとえば・・・

「宿題は全部やらなきゃいけない。でも、全部できない」

→1問でいいからやってみる!

最初の一歩はとても重たかったのですが、小さな行動を少しずつ重ねることで、思考が少しずつ変わっていきました。

 

「宿題は全部やらなきゃ」

→できる範囲でいいんだ

「大学に行かないと社会人になれない」

→ 高卒でも社会人になれるし、社会人になってから大学に行く道もある

 

行動することで、ものの見方(認知)が変わり、心が軽くなっていくのを感じました。

まるで螺旋階段を登るように、見える景色が変わらないように感じても、少しずつ良い方向へ進んでいったのです。

これは「認知行動療法」の考え方でもあります。

 

次回は、不登校回復の鍵になった“栄養”についてお話します。

どうぞお楽しみに!

 

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