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「むにむに」
「むにむに」
第675号 “ねばならない思考”から抜け出す
2025年05月31日
皆さん、こんにちは。親子DE発達凸凹86指導員の木下です。
金沢市ではもうすぐ加賀百万石祭りが開催されますね。楽しみにされているお子さんも多いのではないでしょうか。
5月は不登校が増えやすい時期とも言われています。理由は人それぞれですが、私自身も高校生のとき、5月から不登校になった経験があります。
真面目な性格ゆえに
- 「宿題は全部やらなきゃいけない」
- 「大学に行って社会人にならなきゃならない」
と、“◯◯しなければならない”という、自分の“ねばならない思考”にとらわれて心が疲れ果ててしまいました。生活も乱れ、1日1食しか食べず、長時間眠ってばかりの毎日に…。
そんな私の異変に母が気づき、精神科を受診したところ、「適応障害」と診断されました。
そこから回復のきっかけになったのは、とにかく「行動すること」でした。
たとえば・・・
「宿題は全部やらなきゃいけない。でも、全部できない」
→1問でいいからやってみる!
最初の一歩はとても重たかったのですが、小さな行動を少しずつ重ねることで、思考が少しずつ変わっていきました。
「宿題は全部やらなきゃ」
→できる範囲でいいんだ
「大学に行かないと社会人になれない」
→ 高卒でも社会人になれるし、社会人になってから大学に行く道もある
行動することで、ものの見方(認知)が変わり、心が軽くなっていくのを感じました。
まるで螺旋階段を登るように、見える景色が変わらないように感じても、少しずつ良い方向へ進んでいったのです。
これは「認知行動療法」の考え方でもあります。
次回は、不登校回復の鍵になった“栄養”についてお話します。
どうぞお楽しみに!
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学習塾 MOYUでは不登校のお子さんの受け入れています。
少しでもお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。