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「むにむに」

第27号 私達の情熱

2018年03月27日

皆様おはようございます。

全国で桜の開花のニュースが聞かれ始めました。
金沢でも、今週には咲くようです。

さて、先週の土曜日、北陸中日新聞朝刊「地域未来派」のコーナーに、個人で寺小屋を運営されてる「坂本茂樹」さんの記事が載っていました。
彼は、ご自身の息子さんの不登校を経験し、それがキッカケで脱サラして、今に至るそうです。
記事の最後で、「今も食えなくて、バイトをしているけど」と言いながら、それでも続けるのは「息子が変わったから。親が変われば、子が変わる。大人がイキイキしている社会にしたい!」と書かれていました。

私達も、まさにその通りです。

弊社の講師は、今月いっぱいで小学校教諭を辞め、新しく発達凸凹学習塾86(はる)で第2の人生を歩き始めます。
2人とも退職金を全て投げ出し、これから進める研究費に充てます。
もちろん、周りの大反対は当たり前!
私なんかは、彼らのご両親から「そそのかされた」と警察に訴えられる始末!

なんとか、周りの雑音も静まったかと思いきや、今度は、塾の準備をすればするほど、発達障害という多くの症状にこの世界の深さを突きつけられました。
また、そのご家族とも関わることの難しさも加わり、自分達が目指す壁の高さを思い知らされています。

まずは、「値段が高い!」というお声があります。
私達は、皆さんと落ち着いて向き合える環境を整えるため、医療機関や大学など、専門家の方々にもお手伝い頂いております。そのため、全てにおいて、当然経費がかかるためです。

次に、「何で子どもだけを見てくれないの?」というお声がありますが、その時点で間違いであることを認識して頂きたいです。
子どもだけを教えることは、塾としてとても簡単なことです。
しかし、保護者の対応が変わらない限り、必ず子どもは元に戻ります。
元に戻るだけならまだいいですが、どんどん無気力になっていきます。

保護者の方の中には、私が話す内容に「そんなの分かっている!」とか、「あなたにそんなことまで言われたくない!」とか言われる方もいらっしゃいます。
でも、言われて腹がたつのは、その言葉が当たっているからです。
ご自身の殻を取り除き、考え方を広げてもらえたなら、きっと後から「良かった!」と笑顔になれます。

目的(子どもと保護者の笑顔を増やす)を見失うことなく、共にパートナーとして関われたなら、有難い限りです。

どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

3月24日(土)付 北陸中日新聞朝刊より

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